施工実績例

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2025年2月
北九州変電所の500kVGIS(ガス絶縁開閉装置)更新工事のⅠ期工事を無事竣工しました。
北九州変電所は北九州市小倉南区の山間部に位置する九州最北端の500kV変電所です。
この変電所は3箇所の500kV変電所と送電線で繋がっていて、そのうち2箇所は九州内です。それぞれここから南東と南西に向かって延びている2ルートで構成されています。
もう1箇所はここから北側へと向けて送電線が延びており、関門海峡を越えて中国地方の500kV変電所と繋がっています。
九州の中で電気が余ったり、電気が足りなくなったりした時に関門海峡を越えた送電線で連携しておくことで電気の融通が可能となり、九州内の電力を安定して供給することができることになります。
北九州変電所は今から47年前に製作された1978年製の500kVGIS(ガス絶縁開閉装置)を現在も使用しています。今まで通り安定した電力を送り続けるために、古くなったGISを取り替える工事が始まりました。
この工事は九州に11箇所ある500kV変電所のうち、なんと第1号の更新工事という名誉な仕事でもあります。
工事は2023年5月に着工して新しい設備の基礎工事を行いました。
その後、上部で超高圧の電気を送っている環境下で既存の設備を慎重に撤去し、新設備を据付けるメーカーと協力して新しい設備を作り上げ、各種試験を経て、2024年の11月に無事運開させることができました。
この工事で苦労した点は超高圧の電気が流れている中で作業を行うこと、また、クレーンを使い、総重量約200tもある機械を約90ユニットに分解しながら撤去しなければならない事でした。
この工事の運開までには沢山の協力業者さんの力添えのおかげもあり、無事故無災害で終えることができました。
この場をお借りして深くお礼を申し上げます、ありがとうございました。
このⅠ期工事は2025年2月に竣工後、すぐにⅡ期工事がスタートしています。
Ⅱ期工事以降も工事は2030年まで続きます。
引き続き安全第一で北九州変電所の500kVGIS工事を全て完了させることができるよう進めてまいります。
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2021年1月
ひむか変電所500kV引出工事のうち、500kV引留鉄構の組立を行いました。
九州北部と南部を結ぶ 500kV系統の2ルート化を図るため、ひむかssに東九州ss向け500kV引出設備を新設する工事を行っています。 2021年1月、30名を超える当社社員がひむかssへ集結しました。厳寒の中、220tクレーンを2台使用した500kV引留鉄構組立を無事完了させることが出来ました。 今後、500kV機器据付などの本格的な電気工事に入ります。引き続き安全第一に工事を進め、2022年3月の運開を目指して進めてまいります。
1枚目の写真は地上約35mの場所で作業をしている所の写真です。
クレーンで鉄構を組み立てた直後はボルトが完全に締められていないため、全体を組み立てた後にボルト1本1本を既定の強さで締め付けている様子です。この鉄構には、約1万本のボルトが使われていますが、一つの緩みも見落とさないようお互いに確認しながら締め付けを行っていきます。 ボルトを締め付けた後は、ナットの緩み止め金具(HSE)をつけていきます。
2枚目の写真は地上約50mの最頂部付近で作業をしている所の写真です。
鉄構の組立てやメンテナンスにおける鉄構昇降時の安全装置として、鉄構の柱にハイレール(墜落防止用レール)を取り付けています。高所での作業となるため、安全帯を着用して絶対に墜落することが無いよう対策をしています。
3枚目の写真は引留鉄構の写真で、この引留鉄構は、ひむか変電所につながる送電線を引き留める役割をしています。
引留鉄構には、送電線を引っ張って留める(固定する)とても大きな力がかかるため、鉄構の基礎は地中15mほどの深さまで埋められています。今回増設した部分の鉄構の重さは、なんと約100t!!高さは50mにもなります。 引留鉄構から出た送電線は約124km先の東九州変電所(大分県)までつながり、小丸川発電所で作られた500kVの電気を送り出す設備となります。
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